気配り養生と日進月歩の煙突工事
新潟県上越市にて既存住宅(ログハウス)への薪ストーブ設置工事をさせていただきました。
天井を開口し、垂木補強など煙突の貫通部造作による粉塵がお部屋に舞わないように、天井から足場全体を養生で覆い、集塵をしながら作業を行いました。
粘着の弱いテープでも貼り付け面の状態によっては、テープ跡になってしまう事があるので
貼る場所や貼り方にも気を使います。
新築・既存の建物問わず、マスカーテープのテープを室内の壁や天井に直接貼ることは基本しません。
養生の為に貼ったテープで剥した際に残念なことにならない様に
貼り付け面の下地の状態や種類に合わせて、粘着を合わせたマスキングテープで下貼りを行い、そのテープの上にマスカーテープを貼り養生を行います。
このことを同業の方に話しをした際、「 そこまでするんだ 」と若干ひかれました。
養生をしない、養生していないに等しい業者も多くみられるので、かなり稀かもしれません。
足場の天井付近は、温室状態でした。
工期1.5日予定の1日目で、屋根上の板金雨仕舞工事及び1階天井までの関連工事含め、自社施工で煙突を仕上げさせていただきました。
勾配天井の天井化粧板の取り付け治具を少し前に作ったので、一人でも天井に板を押さえる手を放して位置の調整を行い、取り付けが出来る様になりました。
何のことやら施工者にしか分かりにくい部分ですが、重力に逆らって位置の調整をしながら天井にそれなりのサイズの化粧塗装された板を打ち止める作業です。
支える手の保持力と勝負な部分がありますが、治具のおかげでビスを打つ前に手を放した状態で微調整を行い、見る角度を変えて見たりしながら余裕を持って、より正確に取り付けることが出来る様になりました。
表現が上手くできませんが、
施工精度が上がると嬉しいです。
他にもいくつもオリジナルの治具や考え中のものが複数あります。
手際が悪かったりとスマートな作業ができないと嫌なので、昔ながらにとらわれず日々考え煙突工事も日進月歩です。
スタッフ 勝